月別アーカイブ: 2014年9月

私の夢

私の夢は「携帯発電機」の開発と普及です。

子供の頃からSFが好きで、スタートレック、サンダーバードが大好きでした。
こうしたSFに出てくる様な新しい機器を世に出したいという思いを持ってきました。
また科学、テクノロジーも大好きです。

子供の頃、石油危機を体験し、2011年3月11の震災で今度は電力の計画停電を経験しました。
現在の生活は電気に支えられていますが、如何に脆弱な物かと言う事を思い知らされる体験でした。

火力発電所を動かす石油、天然ガスの高騰、原発を再稼働すべきかの国民的な対立する世論問題、地球温暖化の問題、再生可能エネルギー普及の遅さと大型施設建設の場合の周辺住民との対話や進め方等問題は多々あります。

21世紀を代表するアメリカの新興宇宙ベンチャー企業「スペースX社(民間宇宙企業で史上初の国際宇宙ステーションISSに自社の“ドラゴン無人貨物船”と打ち上げロケット“ファルコン9”の組み合わせで物資を供給)会長の“イーロン・マスク氏”は電気自動車の“テスラ・モーターズ”会長でも有り、今後絶対に必要なのは「持続可能エネルギーの生産と消費だ。そのために広めなければならないのが電気自動車だ。」と語り、ソーラーパネルレンタル企業(ソーラシティ社)、日本のパナソニックと共同での世界最大のリチウムイオン電池工場(ギガファゥトリー)、電気自動車企業(テスラ・モーターズ)を強力に推し進めています。ここで持続可能エネルギーの生産⇒蓄積⇒消費を行う考えです。
持続可能エネルギーの生産と消費の流れは歴史的に必然だと思えます。

こうした中、町や社会を動かす基盤である大型発電機は庶民ではなかなか関与しがたいですが、自分の身の回りのその中でも自分が使う少量の電気なら自分で作れるようにできる、また19世紀以来変化のない蒸気タービンで発電する発電機ではない発電機を自分で開発できれば大いにテクノロジーにも貢献できると考え「携帯発電機」に興味を持ちました。

現代の科学、テクノロジーは一般庶民から離れ、研究所や大手企業の専門家の手に委ねられている傾向が有ります。以前は誰でもすぐに理解しやすかった電子機器の回路などもコンピューターが出てきてからはブラックボックスの中となり、エンジニアもチェンジニアと中身が分からないブラックボックスのモジュールばかりを扱う傾向が有ります。また子供の玩具も以前は仕組みがすぐに分かる様なものでしたが、最近のゲーム機、スマホを使ったゲームは装置はブラックボックスの中でどういうメカニズムなのか分りずらく成りました。
しかし、科学もテクノロジーも一部の人たちの独占物ではないはずで、一般庶民もこの科学とテクノロジーを自分たちの物とし、生活の中にどんどん取り入れて行くのが歴史的な筋だと思います。

食料の生産に関しては自分で小さな菜園をつくり消費する地産地消の「家庭菜園」が都市圏で普及しつつあります。エネルギーも地産地消が良いと思います。

最近は環境発電と言う分野で生活環境にある無駄に捨てられているエネルギー(生活の排熱、人の歩行時の振動等)を有効に活用しよう、しかもそれは環境にやさしいクリーンである。と言うものが世に出回り始めています。

またWebの発達でソフトに関しては「リナックス」に代表されるように専門家ばかりでは無く、多くの人が参加して皆で皆が使う良いものを作り上げようとの考えが広まっています。電子工作を技術者だけでなく、デザイナー、アーティストが行ってゆこうとの「Arduino」もだんだんと世界的に広がりつつあります。また、「MAKERS(メーカーズ)」という、工業製品もWebを活用する事によりITの様にみんなで発明し、皆で生産し、消費しようとのムーブメントも大きくなりつつあります。自分で生産し消費するという「生産消費者」と言う概念が確立されつつあります。

こうした中、皆で簡単に使え、手ごろな大きさの携帯発電機を作りたいとの思いが大きくなりました。

自分は電気の専門家ではないので知識、技術は余り有りません。皆様の応援を頂ければと思う次第です。

ホビー感覚とDIYが好きな人に広めて行きたいと思います。

皆様、今後とも宜しくお願い致します。

2014宇宙博見学

 千葉県の幕張メッセに2014宇宙博を見に行ってきました。過去に何度か宇宙機器の展示会が開かれていますが、今回は米国NASAと日本JAXAの展示会です。一部米国の民間宇宙会社と日本の民間月面探査「ハクト」の展示が有りました。米国の民間会社は既に国際宇宙ステーション「ISS」に物資を補給し、2017からは宇宙飛行士の移送にも利用されます。日本の民間会社はまだまだですが、Xプライズ2に参加し、月面無人探査車を月面で走らそうと計画する「ハクト」さんにも何とか、実現してほしいものです。

 他に、テレビでも紹介されましたが、高高度39,000mからダイビングスーツに身を包みスペースダイビング(スカイダイビング(通常地上4,000mの高さ)の上空)した時、上空にダイバーを運んだ気球に着けれていたゴンドラ、音速を超えたスペースダイビングスーツも公開されており、新しい宇宙をめぐる人々の活動を紹介するブースも有りました。

 従来、米ソの冷戦から始まった宇宙開発も国の事業以外に広く民間にも広がり始めた事を感じさせる展示会でした。欲をを言えば、今回日本の北海道で展開されている民間の宇宙ロケット開発の紹介がなかったのと米国で勢いのある民間宇宙開発会社イーロン・マスクの指揮する「スペースX]の展示もできればして欲しかったところでは有ります。次回そのような展示会が開かれる事を期待するところです。

世界初の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリン(1961年4月12日飛行、地球を90分かけて1週)
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米国宇宙開発の立役者ヴェルナー・フォンブラウン
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タイタンロケットの液体燃料エンジン
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液体燃料エンジンの模式図
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月面有人探査宇宙船アポロの司令船(CM)
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アポロ司令船(CM)の内部
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月着陸船(LM)の操縦席
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アポロの月面有人探査車(アポロ15~17号:合計3台が宇宙飛行士2名を乗せ月面を走行)
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スペースシャトルのコクピット
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米国NASA無人火星探査車(火星ローバー)キュリオシティー(現在火星表面を探査走行中)
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日本JAXA国際宇宙ステーションモジュールきぼう
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船外宇宙服
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ソーラーセイル(太陽帆ヨット:太陽からの光の圧力だけで推進;燃料がいらない)「IKAROS」
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宇宙を飛行するIKAROS
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IKAROSのソーラーセイルの太陽帆の一つの辺(1/4)
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日本の民間月探査プロジェクト「ハクト」月面探査車1[Xプライズ2参加予定]
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ハクト月面探査車2
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スペースダイビング(高度39,000mからのダイビング)用気球に付けたゴンドラ
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スペースダイビングジャンパースーツ(高度39,000mから地表に落下中、ダイビングで史上初めて音速を超えた)
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民間宇宙会社「シエラネバダ」の有人宇宙往還機「ドリームチェイサー」今回残念ながらNASAのISSへ人を2017年から輸送する契約からは落選したが、日本のJAXAとの技術協力の話を進めている。
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宇宙エレベーターを目指した日本の研究の実験モデルの一例(世界的には2050年の完成をめざし、世界的に研究が進行中)
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