11/1のマイコンのサークルに参加しました。
会場の代々木青少年オリンピック記念会館
本年1月から行って来た課題が終了になり、次回来月12月からの課題が発表となりました。
倒立型2輪ロボットの製作を行うことになりました。
倒立型2輪ロッロボット
[倒立型2輪ロボットの動画(市販の製品)
前後に倒れそうになるのをセンサー⇒マイコン⇒モーターの回転により倒れないように制御しています。安定したものよりも不安定な状態のものをマイコンで制御する方が動きが素早くできるので従来からロボットの移動装置、最近では自動車会社が室内移動装置にも利用できる「個人用腰掛移動体」として盛んに試作品を発表しています。
来月から本体の製作、回路の製作に入り、その後、PICマイコンのプログラミングを行い、の今後1年かけて製作していく予定です。
サークルでは今度11/23、24に東京ビックサイト西館で開催される「Maker Faire Tokyo 2014」
が話題になりました。
このフェアーは「メイカーズムーブメント」と言う、最近米国で始まった「21世紀の産業革命」とも言われている一つの流れで、簡単にいうと「webやインターネットの技術を物作りに活かし、製造業の世界に新たな産業革命をおこそうというムーブメントです。
米国のクリス・アンダーソンが2012年秋口に出版した「MAKERS-21世紀の産業革命が始まる」以来この MAKERSと言う用語がブームになっています。
2つの意味合いで使われる事が多いです。
(1)在製造業による、インターネットノウハウの活用
企業の枠を超えたオープンイノベーション(社外と情報を共有し、フィードバックやアドバイスに よってイノベーションを進める手法)や、国際的なイーコマースの活用など、webによって誕生した仕事 の進め方を、ものつくりの世界にも応用していく企業の事。
オープンイノベーションの代表的なWeb商品は「リナックス」、「WordPress(このブログのソフ ト)」が有名です。
(2)企業ではなく、個人単位で、ものつくりに挑戦する人の増加
3Dプリンター等のデジタル工作機械を活用し、ものつくりをする人々と言う意味。
製作機械だけでなく、デザインや設計図をwebで公開し、公開者はアドバイスを得て、見た人は学習 できるという、システムが浸透しています。
今回、(2)の個人単位でものつくりが話題となりました。
誰でも、「ユニークな発想」とだれでも使えるようになった新しい「テクノロジー」の力を借りて、皆がアッと驚くモノや、これまでになかった便利なモノ、ユニークなモノを作り出す。と言うところがこれからの中心になると信じる次第です。
基本はWebに自分が開発しているデザインや設計図等を乗せて問題点も含めて公開する、その未完成のアイデアに他の関心のある人が解決策、あるいはもっと良いアイデアを提示する。そうしてより完成度の高い製品を世の中に送り出そうという工程です。
他の人が製作したユニークな製品を見て、自分も新しいユニークな製品を開発し、世の中に発表する。設計したものを製作できる製作者を探し、製作できる人がその設計を製作する。といったコミュニティー形成も大事な要素のようです。
開発する資金も、クラウドファンディングーと言うWebで集める手法を使い運営するようです。Webを通じて、不特定多数の人から小口の資金を募るやり方です。
自分一人でやるのではなく、一つのコミュニティーを作り、そこでモノを完成させていこうとするものです。そうしたなかで、よりユニークなモノ、便利なモノを開発していこうとする方法は今後日本でも伸びていく物と思えます。